衛星アンテナの設置は自分でも出来るのか?

人工衛星を中継基地として電波を送信する衛星放送は、屋根の上に設置する必要はなく、東経110度という角度が開けている場所なら、ベランダや軒などに取り付け可能です。近隣の情況を見れば、一様に同じ方を向いているはずです。

ところがこの角度が曲者で、少しでもずれると映像が映りません。揺れても映らなくなるので、気象条件に左右されます。難しい作業ではありませんが、自分で行うか、業者に依頼するか、どちらのほうが良いのでしょう。

衛星アンテナが設置できる家の条件があった

地デジとは違い、気軽に取り付けることができる衛星アンテナですが、一つだけ取り付けの条件があります。それは取り付ける場所から「空が見えること」。空から電波が送信されるので、午後2時頃に太陽がある方向、南南西の方角に木や遮蔽物がなく、開けていることが不可欠です。

またベランダの柵や手すりへ取り付ける場合、特殊な形のものは支持器具を取り付けられないことがあるので、購入する際に確認が必要です。本体を屋外へ取り付けられれば、ケーブルをテレビへ挿すだけです。本体の角度調整はとてもデリケートですが、最近はスマートフォンのアプリで角度を確かめられたりするので、まずは自分でチャレンジしてみて、難しいようなら業者に依頼しても良いでしょう。

マンションの高層階でベランダに取り付ける際は、部品や道具の落下に注意してください。住宅密集地での屋根上の取り付けや、壁に直付けする場合は、高度な作業になりますので業者に依頼しましょう。

プロに任せたほうが良い、衛星アンテナの角度調整

地デジは横方向に直進するUHF電波なので、本体がその方向へ向いていれば、電波を受信できて視聴できますが、高度3万6千kmの上空から電波が送信される衛星放送は、1度の違いで「受信0」となり、視聴できなくなってしまいます。

また、アンテナのサイズが大きくなるほど、角度調整の難易度が上がります。角度調整の第一歩は、取付金具を垂直に設置することです。次に、本体の上向きの角度である「仰角」を調整します。住んでいる場所により決まった角度があるので、そこに合わせます。次にケーブルをテレビへ挿して、テレビ側から電源供給をスタートさせ、テレビの受信レベル画面を確認しながら左右の角度を調整します。

コツは、1度ずつゆっくり動かし、電波を確認する時は手を離し、5秒静止させます。これを繰り返すことで、必ず受信レベルが挙がる角度があるはずです。雲がほとんどない晴天の日に、自分で取り付けて角度調整をしても受信できない時は、業者に依頼しましょう。

衛星アンテナ設置にかかる設備費用と工事費用の相場

アンテナ本体の価格は3000円~とお手頃価格からあり、高性能なものは1万を超える機種まであります。またサイズも一般的な45cmから、家庭での取り付けは難しい2mなど様々です。

価格の差は、このサイズ差とともに性能の差が大きく関わっています。悪天候時に電波受信が不安定になることを押さえ、何台かのテレビへ電波を分配しても、減衰が少ないのが魅力です。もちろん耐久性が高い材質で作られています。

取り付ける場所が付属の金具で対応できない時は、特殊な金具を購入する必要があります。また、住宅密集地や樹木に覆われた場所でベランダに取り付けができない家は、屋根の上や壁に直接取り付けることとなり、業者に依頼した方が賢明です。工事費用は1万~2万、高所の取り付けでは作業費が高くなりますが、地デジのような高額にはなりえないので、角度調整がうまくいかない、自分での取り付けは面倒だと感じるなら、業者で見積もりを作成してもらいましょう。

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