地上デジタル用アンテナに起こりうるトラブルの対処法

地上デジタル放送は、テレビが「映る・映らない」しかないので、トラブルは一目瞭然です。ある日、突然映らない、特定チャンネルだけ映らない、などトラブルの出現の仕方で、おおよその問題個所を推測できます。

家庭内だけの問題なら、解決するのも簡単ですが、時にはご近所を巻き込んだ大騒動に発展してしまうことも。何事も早期発見・早期解決が肝要なので、地デジの特長を押さえながら、トラブルに負けない知識を身につけましょう。

地デジアンテナにはどんなトラブルが起こるのか

地デジのトラブルは、ある日突然「映らない」という形になって表れます。デジタル信号を「0」と「1」変えた電波を受信しているので、受信状況は「映る・映らない」のどちらかです。よくある問題は、ヒューマンエラーがほとんど。

まずはテレビの電源、チャンネル設定、アンテナとテレビを繋ぐケーブルの差し込み位置などを確認してください。気象条件に左右されることもありうるので、今、映らなくても、数時間あとで再確認してみましょう。ここまでは自分で対処できるトラブルですが、アンテナの方向がちょっとしたことでずれたり、周辺機器の故障や問題は、設置した業者を呼ばなければなりません。

また、壁付けタイプのアンテナは、屋外用とはいえ直射日光の当たり過ぎや湿度に強い機器ではないので、設置場所を業者とよく相談してください。最も深刻なのは、遮蔽物となる建物などが周囲に建つこと。電波の反射が変わることで映らない問題は、原因の発見が困難で、対処も難しくなります。

ご近所も巻き添えに!アンテナ工事を安易に考えないで

たいていの住宅街は、家が密集しているため、デジタル放送の電波が苦手とする、遮蔽物だらけの条件となるので、ちょっとしたことでご近所トラブルに発展しがちです。屋根の上に八木アンテナを設置したら、「景観を損ねた」と隣家から苦情が来たり、アンテナを設置し直したら、隣家との境界からはみ出してしまったり。このようなケースは、事前に隣家の許可を取り付けるのが最善です。

ところが家の増築で2階建てを3階建てにしたら、何軒もの家でテレビが映らなくなった、というような自分が原因となるトラブルは、とにかく早く解消することが肝心です。ただ改めるだけでなく、ご近所へのお詫びも忘れずに。どのケースにも共通しているのは、早急に対処しなければ、訴訟問題に発展する可能性もあるということです。

業者はトラブル対処にも詳しいので、問題が大きくなる前によく相談してみましょう。専門家ならではの貴重な意見を聞かせてもらえるかもしれません。

アンテナトラブルの対処法を知って業者を見抜く力をつける

地デジアンテナの工事は、設置する業者が多いだけあり、トラブルも多いように感じます。もし「映らない、ブロックノイズが多い」などの症状が出たら、すぐに業者へ問い合わせの連絡を入れましょう。

こちらの言い分を飲み込んで、適切に対処してくれるのは誠実な業者です。逆にトラブルを聞いてくれないのは、悪い見本といえます。契約書には保証期間が記載されているので、設置後に向きを変える、場所を変えるなどの依頼は無料か、部品代だけで済むはずです。

もし悪徳業者に騙されてしまい、訴訟を考えるなら、工事を行った時点から1年以内であれば、訴えることができるようです。1年を過ぎると、悪質であっても訴えることができなくなってしまいます。また、インターネットに案内を出している業者には、所在地を記載していないことがあります。これは違法行為に当たりますし、トラブルが発生して訴える相手を探しても、実体がないことで泣き寝入りするしかなくなります。

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