神奈川の自宅を室内用の地上デジタルアンテナにしてみた話

地上デジタル放送がスタートしてから、アンテナの小型化が進んでいます。一昔前は壁付けタイプでも驚いたものですが、その小ささたるや、横幅が手のひらに収まるほどです。その中でもテレビの横に置くだけの室内タイプが、工事不要の手軽さから、ジリジリと普及し始めています。

ただ、室内タイプは使用できるエリアが限られていて、どこでも使用できるものではありません。どんな場所で、どんな家なら室内タイプを使用できるのでしょうか。

そもそも地デジアンテナを室内にして大丈夫なのか?

神奈川は都心に近く、電波を送信する東京タワーやスカイツリーが近いため、電波の受信環境に恵まれた地域です。特に太平洋岸を中心に電波塔が多く設置されており、土地が平坦で高い建物が少ないので、強電界~中殿階のエリアがほとんどです。

強電界を測定できるエリアで、周囲をビルに囲まれていない場所なら、室内タイプを使用できる可能性が十分にあります。室内では受信しにくい場合は、風雨や直射日光が当たらない部分がベランダにあれば、そこでも受信可能です。電波は受信できるけれど弱い時は、家の中を歩き回り、どこが感受性が良いか確かめてください。

室内アンテナで受信できるか心配な時は、携帯電話のワンセグ放送や、カーナビのフルセグ放送を受信できるか試してみましょう。ワンセグ放送の視聴は同じ電波を使用しているので、室内タイプを使用できるかの目安になります。テレビの視聴が可能かどうかなので、携帯電話よりフルセグ対応のカーナビで試す方法をお勧めします。

室内アンテナのメリットとデメリットとは?

室内タイプのメリットは、何と言っても工事費が一切かからないことです。本体から出ているケーブルをテレビに挿せば、すぐに使えます。コンパクトな本体の価格は、数千円前後と安価で、雨に濡れたり直射日光が終日当たるような環境でなければ、劣化が早くなるものの、屋外でも設置は可能です。簡単に地上デジタル放送を見たい、集合住宅で屋外アンテナを設置できない、一戸建てでアンテナ線を引いていない室内で見たい、などの理由なら、試してみる価値はあります。

デメリットは、必ずしも電波を受信できるとは限らないことです。電波を受信できなければ、本体は無駄になり、返品も受け付けてもらえません。受信可能な条件が揃った室内でも、実際に置いてみるまでは受信できるかどうかわかりません。もし用意できるなら、携帯電話やカーナビでテレビ放送を受信できるか試してみてください。両方とも良好なら可能性が高く、両方とも受信できない場合、室内タイプは諦めたほうが良いでしょう。

室内アンテナが設置できる神奈川の家の条件とは?

神奈川は強電界~中電界の地域が多いので設置できる可能性は高いのですが、万全を期すならいくつかのポイントを抑えておく必要があります。まずは近隣の家がどのタイプのアンテナを使用しているか、確認をしてください。

屋根の上に設置するタイプがほとんどであれば、室内での受信は難しいでしょう。壁付けタイプが多いようなら、室内タイプでも可能性があります。電波はコンクリートにぶつかると跳ね返ってしまうので、鉄筋コンクリートの家で受信するのは無理だと考えたほうが無難です。

また、窓ガラスに飛散防止の鉄線が入っていたり、二重サッシやペアガラスなどは、受信の妨げになる可能性があります。室内タイプで受信するために条件が良いのは、近隣に壁付けタイプの本体が多く、住宅や建物が密集していない場所や、高台に建っている木造建築の家で、窓は普通のガラスがはまっていることです。稀に壁の中の配管に反射して受信できないことがあり、映りにくい時は場所を変えてみてください。

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