アナログから地デジに切り替えのためのアンテナ工事の施工方法

地デジアンテナを自宅に取り付けるためには、アンテナ工事をしなければいけません。この工事はDIYで行う方も多く、設置位置や周辺環境、状況やアンテナの種類にもよりますが、それほど取り付け作業が難しくないことも大きな利点なのではないでしょうか。そこで、今回は、地デジアンテナ工事の施工方法についての基礎知識をまとめてみました。ご自宅の状況を把握した上で活用してください。

地デジ放送とは?

地デジ放送とは、地上デジタルテレビ放送の略で、以前のアナログ方式よりも高品質な映像や音声を受信することが可能となっています。具体的なアナログ方式との違いは、一番特徴的な物で言うと、ゴーストや雑音がないことです。以前は、受信者に届くまでに映像音声が劣化してしまったり、画像が二重映りとなってしまうゴーストが起こることが少なくありませんでしたが、地デジ放送ではそのようなことがほとんどなく、ノンストレスでテレビを視聴することができます。その他にも字幕放送や解説放送を楽しむことができたり、音声速度も変更可能です。

また、ニュースや天気予報などの暮らしに便利な情報をいつでも手軽に見ることができたり、インターネット回線をつなげばクイズやアンケートなどで好きな番組に参加できたりもできますので、テレビを今までよりも更に楽しむことができるようになります。

受信方法は、地デジ放送に対応したUHFアンテナ、地デジ対応のテレビ受像機、地デジチューナーを購入することでどなたでも視聴可能となります。また、地デジ放送をアナログに変換して再送信するという方法で、ケーブルテレビでも視聴することができますので、各ご家庭の状況に合わせて最も良い方法を選択してください。

今ではアナログ方式から地デジ放送に完全移行されて、多くの方が地デジ放送でテレビを楽しんでいると思いますが、最初は東京・名古屋・大阪の三大都市を中心とする一部で2003年12月1日より開始しました。

地デジ用アンテナを設置するための準備

地デジ放送を自宅で見るために、受信アンテナを設置ためのアンテナ工事を行うことが多いです。スムーズに工事を進めていくためには、事前に準備やチェックをしておいたほうが良いことがいくつかあります。そこでここでは、アンテナ工事前に知っておいた方が良いことを簡単にまとめていきますので確認してみてください。

まずは、電波状況の確認です。地デジの電波の受信状況は地域や方角などさまざまな要因により、各世帯ごとに違っていきます。電波塔からとの位置関係や地面からの高さなどをしっかりとチェックしておきましょう。また、近隣に電波を遮断するような高い建物があったり、もしくは建設予定があったらそちらも考慮してください。設置位置を工夫してみると良いかもしれませんね。

次は、環境整備です。地デジアンテナはもちろんのこと、アンテナケーブルや分配器、ブースター、その他状況に合わせてテレビ周りのコンセントなどを準備していきます。もし、自宅に必要な環境が分からない場合は、購入先などの専門知識のある業者に相談し、アドバイスをもらってみてはどうでしょうか。素人判断でいらないものや、環境に合っていないものを間違えて購入してしまうと無駄になってしまうことも多いので、特に値段の高い物は慎重に準備していきましょう。

もし、全てを業者に依頼するのならば、電波状況も環境整備も業者の方が正確にやってくれると思います。ただ、自分で取り付けたい時はこのような準備はとても大切なこととなりますので、できるだけ正確に抜かりなくやっていってください。

地デジ用アンテナの取り付け方

アンテナの設置場所で一般的な場所は、マンションやアパートなどの集合住宅はベランダの柵で、一戸建てでは屋根や外壁などだと思います。ベランダに取り付けられるタイプのものは、比較的安価なものが多く、取り付け自体もそれ程難しいことではありません。取り付けるための金具なども充実しており、説明書通りに設置していけば、ほとんどの場合失敗はありません。ただし、屋根などにくらべてアンテナの調整がしにくい点はデメリットと言えるかもしれません。

最も電波を拾いやすいと言われているのが、屋根の上で、アンテナを設置する場所としては最適と言えますが取り付け作業は一人ではなかなか難しいです。高所作業が多いので、危ないこともあります。なので、一人での作業はおすすめしません。必ず複数で行うか、屋根の形状によっては取り付け業者にアンテナ工事をお願いしましょう。

外壁への取り付けは、平面アンテナ(デザインアンテナ)が良いのではないでしょうか。景観がすっきりとしますので、外壁のような人目につく場所であってもあまり気になりません。施工方法も比較的容易となっていますので、自分で設置することも可能です。電波の強度に関しては、屋根の上に比べると、どうしても取り付け位置が低くなってしまうので弱くなりがちです。なので、ブースターが必須となります。ブースターがあれば、充分な電波を確保できることも多いので、自宅の電波状況により考慮してみてください。平面アンテナの設置が難しい時は八木式アンテナを使用しますが、高所作業が必要となるので一人での作業はむずかしいと思います。

自分で設置する際の注意点

自分でアンテナを取り付けるのなら、まず一番に気を付けていただきたいのが、屋根の上のような高所から落下などの危険があるので、細心の注意が必要ということです。ベランダに簡単に取り付けられるものでしたらそんなに大きな不安はないのですが、普段上がらないような屋根の上は危険が伴います。少しでも危険と感じたら専門の業者に依頼するのが一番なのですが、もしどうしても自分で取り付けたい場合は、一人ではなく、複数で作業してください。

外壁に取り付ける場合は、平面アンテナでしたら高所作業はほとんんどないと思いますが、壁を傷つけてしまう可能性もあります。新築で壁を少しでも傷つけたくない方は上の場合と同様に業者に依頼したほうが良いかもしれませんね。また、その設置場所でも同じですが、取り付ける際に強度が不足しているとアンテナや部品の落下の危険性があり、人に怪我を負わせてしまう可能性もありますので、強度の面も確認を怠らないようにしましょう。

配線も、間違えてしまうと映りませんので、事前に知識をしっかりと頭に入れておいてください。曖昧な知識のまま行ってしまうと、時間の無駄となってしまうかもしれません。全ての配線を適切に行う為には、予習が欠かせませんね。また、予定している設置場所がちゃんと受信可能なのかの確認も重要です。取り付け方向の調節や近くに電波を遮断するものがないかなどのチェックもしてくおくと取り付ける際にスムーズに作業を進めることができると思います。

まとめ

今回は、主に自分で地デジアンテナ工事を行う際の工程や注意点などを見ていきました。本文でも言いましたが、各ご家庭の状況によってはプロの業者にお任せした方が良いケースもありますので、適切な判断をするようにしてくださいね。配線の仕方などの知識が豊富な方は、少し難しい工事でもチャレンジしても良いかもしれません。

快適にテレビを楽しむために、それぞれに合った方法を選択し、工事の際は便利なアプリなども活用していきましょう。