自分でできるアンテナ工事!アンテナの種類別に解説

多チャンネル時代到来。周囲の家を見渡すと、八木式アンテナやBS/CS衛星放送アンテナがあるところと、屋根に何も乗っていない家があります。アンテナの取り付け方や視聴方法の違いでアンテナの有無があるようです。この方法が絶対!というのはありません。電波の状況や周辺の建物の環境でアンテナ選びや部品が変わります。適切なアンテナ選びと設置する方法とは?アンテナの種類と取り付ける方法、自分でアンテナ工事をするときに気を付けたいことを書き出してみました。

 

アンテナの種類

今まではテレビとアンテナがワンセットで考えられてきました。現在はアンテナを立てなくてもテレビを視聴する方法がありますが、今回はアンテナを使った視聴方法に注目して話を進めたいと思います。

まずはこれまで屋根の上の定番になっていた、魚の骨のような八木式アンテナ。UHFアンテナとも呼ばれ、地上波を受信するには欠かせない存在です。屋外へ設置されることが多く、材質はアルミとステンレス製のものが主流です。耐久年数は塩害や風が強い地域だとそれに対抗できる部品などが必要ですが、10年ほどは耐えてくれるようです。素子数が多くなるほど感度が高くなります。見た目から屋根裏へ設置する人もいるようです。

次に、家の外観を邪魔しないデザインアンテナ。UHFアンテナの進化版といったところでしょうか。見た目も薄くパネル型になっていて、ブースターが内蔵されているものが販売されています。色も外壁に合わせた明るいアイボリー系やダーク系などが選択できます。屋根上ではなく壁面に設置するようになっています。八木式アンテナと同様、素子数の違いやブースターを内蔵しているかどうかで値段が違います。設置場所は屋内外に対応しています。

屋根や壁にアンテナを設置しない、できない場合には室内用UHFアンテナがあります。室内は電波が遮られるものが多く、強電界地域でも条件によってはブースターを使っても受信が難しいことがあります。

最後にBS/CS衛星放送アンテナです。衛星放送を視聴している目安の一つとして、家に白いパラボラアンテナがあるかどうかを探す人も多かったとか。専門チャンネルを有料で視聴するスタイルが定着し、有料放送に特化した番組が目立つようになりました。

いろんな形のアンテナがあり、場所により設置方法が変わります。その内容を詳しく見ていきましょう。

 

種類別アンテナの設置方法

アンテナ工事といえば、八木式アンテナの屋根上への設置です。屋根上に設置するメリットは、障害物で電波を遮るものが少ないということ。弱電界地域でも素子数の多いものであれば電波をキャッチできます。屋根の上での工事は危険が伴うのは当然のこと、最近流行りの太陽光パネルや片流れの屋根では、専門の知識が必要になることがあります。

部品として、屋根馬やアンテナマストを使用します。アンテナを倒れないように固定するには、支線アンカーやボルトなどを使い、屋根や壁面などに穴を開ける作業が発生します。アンテナの向きは近所のアンテナを参考にしましょう。引き込むアンテナケーブルは家の断熱材などに影響しない配線を考えないと気密性が落ちる原因になります。またブースターには電源が必要なので電源の確保も忘れずに行いましょう。

屋根の上に置かず、家の外壁と同化して目立たないデザインアンテナの設置は、軒先や壁、ベランダへの取り付け金具を準備します。八木式アンテナと比べると割高になりますが、見た目が良く、屋根の上での危険な作業や調整が不要なため最近このタイプが増えてきています。屋根より低い場所への設置であること、中、強電界地域での壁付けでも電波が入りにくいことがあるので導入の際には電波状況を把握しておきましょう。

アンテナの設置で次に多いのがベランダへの設置です。アパートやマンションでよく見かけるのが、サイドベースを使ってBS/CS衛星放送アンテナをベランダに設置しているところです。ベランダの材質でも固定金具が変わります。コンクリートフェンス用、窓枠用、ベランダの天井で突っ張るタイプのポールなど賃貸でも建物に傷つけることなく取り付けられます。

サイドベースの大きさによって取り付けできるアンテナのサイズに限界があります。ベランダだと手が届く範囲に取り付けが可能ですが、取り付けられる向きや場所が限られています。通信衛星の電波を受信できる確実な向きと場所を事前に調べておきましょう。

 

アンテナ工事を自分でやるとき気を付けること

戸建て、マンション、アパートを問わずアンテナ工事で発生する穴開けやボルトによる固定は、雨の降り込みや気密性の低下を防ぐためにコーキング処理も合わせて施工するようにしましょう。アンテナも雨や塩害に耐えられるようコーティングされたものが販売されています。頻繁に交換するものではないからこそ、値段に惑わされず慎重に選んでいきましょう。

アンテナ工事をするときに考えられるのは、アンテナケーブルを引き込む際に何かを削ったり穴を開けたりして通すことです。ケーブルを屋根裏へ通す場合は断熱材やほかの配線に影響がないように調べ、ケーブルの長さの計算や分配器設置場所などの確認をしておくことが大切です。自分でアンテナ工事をするのは、当然すべてが自己責任になります。

電化製品と同じで自ら手を加えた後に不具合が起きたら、メーカーでは保証されないことがほとんどです。アンテナ工事では、屋根上での作業、ベランダへの取り付け、いずれも安全が確保できない場合は、むやみにしないほうが賢明です。

ネット上に自分でアンテナ工事をしたと情報を公開している人は、大抵設置のための基礎をちゃんと把握していて安全な方法で行っています。あやふやな知識で家を傷つけて修理費用がかさんだ、なんてことにならないよう注意したいものです。

 

まとめ

アンテナには地上波用の八木式アンテナとデザインアンテナ、工事のいらない室内アンテナ、BS/CS衛星放送アンテナがあります。設置方法も屋根上、外壁、屋根裏といくつか方法がありますが、視聴したい放送の種類と電波の届き具合でアンテナの選び方、屋根の形状で取り付け方が変わります。

自分でアンテナ工事する際には、屋根上での危険な作業、屋根や外壁へのダメージを承知したうえで、さらにアンテナを取り付けるのに必要な部品、高さや向きなどの基礎知識が必要です。自分でアンテナ工事をするのはすべてが自己責任になります。アンテナケーブルの引き込みルートなどをしっかり調べて作業しましょう。

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